このブログを昔から見て頂いてる方はご存知かも知れませんが、
先月テロ事件が起きたベルギーは、私にとって特別な国です。
大好きな従姉家族が住んでいて、
私も(もう10年も前ですが)暮らしていたことがあり、
その時に知り合った友人もいます。
今回、従姉や家族、友人も、みんなみんな無事でした。
(従姉のブログはこちらから
『ベルギーから青空予報』)
私が住んでいた頃も、
ベルギーが、実は武器密売の拠点であると言う噂はあって、
治安の悪い駅や地域も確かに存在していました。
街に出るとどの人がベルギー人なのか分からないくらいに外国人、移民が多くて、
イスラム教徒もすごく多いです。
ブリュッセルでテロ…なんとも言い表せない不安で不気味な気持ちになります。
どうしてだろ、東日本大震災真っ最中の、あの時と同じ気持ち…。
従姉に無事を確認するのが怖かったです。
ニュースで地区の名前が出る度に、
従姉の家から離れているか、子供達の学校の近くじゃないか、
地図で確認するのです。
それに、従姉は仕事で度々たびたび…ヨーロッパ各地を飛び回っているので、
ブリュッセルに限らず、ヨーロッパのどの国でテロが起きても、
今、どこにいるのか、遭遇していないか、気が気じゃありません。
実際、去年11月のパリ同時多発テロの翌日、
従姉は仕事でパリ入りしなければなりませんでした。
残念ながら、今どこで何が起きてもおかしくない時代なのでしょう。
『しばらくは海外は行けないかな…』って思ったりもします。
でも、従姉の話を聞いたり、ニュースで映像を見ている内に、
あの街がとても恋しくなりました。
ブリュッセルは小さいけれど、美しい街です。
美食の街であり、地ビール天国であり
、ベルギーチョコの国。
マンガの国でもあります(『タンタン』がそうです)。
そして、ベルギー人はユーモアが大好き。
テロ警戒レベルが最高値でも、ユーモアを忘れません。
警察の動きに関する情報漏れを防ぐため、
メディアやネットユーザー達が、
とぼけて猫の画像をツイートしまくったのは有名な話。
大震災を経験したり、関係の深い街でテロが起きたり、
自分の国だってどこに向かっているのか…。
熊本の大地震も。
考えたら不安なことばかり。
でも『明日』って来ちゃうものだし、
だったらド〜ンと構えて、
まずは自分の周りから小さな平和を作って行こうと、近頃つくづく思っています。
(クサイ
クサイぞ〜
)
ベルギーで過ごした日々は、私の人生を豊かにしてくれました。
ベルギーは特別で大切な国なのです。
ベルギーと言えば壁画。
スノーウィがいます(小さいけど、見えるかな?)。
従姉の家の割と近くにあるアトミウム。
私が生まれる前からある、万博開催記念モニュメント。
青空がキレイ…